無痛分娩・出産レポート

無痛分娩・出産レポート プレママへ

2022/3/29に無痛分娩で女の子を出産しました。

今回は、私の出産レポートを書こうと思います。

まずは「無痛分娩のおおまかな流れ」をご紹介し、

ここの段階でアレやっておけば良かった等、実際に私が感じた事も併せて書いていこうと思います。

その後「私の出産レポート」を時系列でご紹介します。

時間経過に沿って、痛みの具合や麻酔の効き具合、お産の進み具合等

無痛分娩での出産レポートの詳細を書いていこうと思います。

私と同じように、無痛分娩で出産予定の方や検討中の方コロナ禍での出産予定の方に、少しでも参考になれば幸いです。

この記事で分かる事
  • 無痛分娩の流れ
  • 私の出産レポート(時系列でご紹介)と費用

無痛分娩の流れ

私が実際に経験した無痛分娩の流れを、

①妊娠中、②入院~出産、③出産後に分けてご紹介します。

私の場合は計画無痛分娩ではなく、陣痛が来てから麻酔を投与していく無痛分娩です。

妊娠中(入院前)

妊娠32週目に産院にバースプランを提出。

バースプランの中で無痛分娩希望かの質問があり、そこで初めて産院側に希望を伝えました。

私の産院では、無痛分娩を希望する場合は、以下2点対応する必要がありました。

  1. 35週目までに産痛緩和外来を予約し、医師から無痛分娩の説明を受けること
  2. 36週目までに無痛分娩の同意書などの書類を産院へ提出すること

入院~出産

入院することになり、LDRに入った後は、以下の流れで処置が進みました。

  1. ベッドに寝てNSTと内診
  2. 採血と血液検査
  3. 手首の下あたりの血管に静脈点滴用のチューブを刺す
  4. 背中に麻酔用のカテーテルを刺す前に、トイレに行く
  5. 左人差し指にパルスオキシメーター、右腕に血圧計をつける
  6. 分娩台の上で右向きに横になり、背中を丸める姿勢になる
  7. 背中に麻酔用のカテーテルを刺す
  8. 麻酔をしても副作用など問題無いか、テストの薬を入れる
  9. 8の後、1時間は動いてはダメと言われる
  10. 8の20分後、足に保冷剤を当てられ、麻酔が効いているか確認
  11. 陣痛の痛みに耐えられなくなったら、ナースコールを押して連絡し、麻酔投与の準備を依頼する
  12. 1時間に1回自動で麻酔が投与される
  13. 12でも痛みを感じるようであれば、自分で手元のボタンを押して追加で麻酔を入れる
  14. 麻酔を投与してからは、トイレに行きたくなったらナースコールを押す(麻酔で足に力が入らずトイレに歩いていけない場合があるので。その場合は尿道カテーテル。)
  15. あとはお産が進むのを待つ(定期的に内診で子宮口の開き具合を診てもらう)
やっておけばよかった事
  • 最初にベッドに寝る段階で、必要なものをベッドの周りに用意した方がいい。無痛分娩だと特にベッドから動けなくなるので。ケータイの充電ケーブルを繋いでおいたり、スマホスタンドイヤホンペットボトルをテーブルに置いておいたり、陣痛バッグをベッドの近くにおいておく等。
  • 11の麻酔投与の準備と、実際に麻酔が効いてくるまでには多少時間が掛かるので、早めに依頼した方がいい。ギリギリまで我慢してからだと、痛みに耐えるのが辛くなるので。私の場合、病院からは準備に15分は掛かると聞いていたが、結局麻酔投与までに約30分掛かった。

出産後

出産後、背中の麻酔用カテーテルを取ってくれました。

左手首の点滴用のチューブは出産当日は取ってくれず、翌日でした。

出産当日シャワーを浴びるのはダメと言われました。

麻酔の影響でふらつきが無いことが判ったら、

点滴用のチューブを取ってもらえて、シャワーも許可が出るようでした。

汗拭きシートは入院バッグに入れておいた方がいいです。

私の出産レポート

出産レポート(入院前~出産)

出産レポート
  • 3/26 11:00
    健診

    内診でお医者さんに「まだだねー」と言われる。

    4/5出産予定日なので、私は勝手に「初産だし予定より遅れるかなぁ」と思い込んでいた。

    夫が出産立ち合いするにはPCR検査陰性証明が必要なので、頼んでいた検査キットが届いていたが、

    入院日の2週間以内の証明が必要だったので、予定日から遅れる想定で「来週の平日に検体送ろう」と言っていた。

  • 3/26 昼過ぎ
    夫と外食

    胎動が未だかつて無いくらい激しくなる。

    赤ちゃんが足でお腹を蹴ってくるのではなく、足でお腹の皮を伸ばすようにグリグリ押し付けてしてきている感じ。

  • 3/27 昼
    買い物で外出

    昨日と同じような激しい胎動で、普通に歩けず、ゆっくり一歩一歩進む感じに。

  • 3/28 6:20
    破水

    朝6時に起きて、ベッドで横になって携帯をいじっていたら、破水。

    感覚としては、最初は「生理?出血した?」って思ったが、

    自分の意志では途中で止めたりできず、大量の水が出た。

    私も、隣にいた夫も、3月中に生まれると思ってなかったので、軽くパニック笑

    取り敢えずトイレに駆け込み、産院から事前に言われてた通り、

    産褥ショーツに夜用ナプキンを付けて履く。

  • 6:30
    産院へ電話

    病院へ来るように言われる。1時間くらいで到着予定と伝えたところ、

    病院の朝食時間(7:30)に間に合わないかもしれないので、

    朝食を買ってから来るように言われた。

  • 6:30~7:10
    入院準備

    入院バッグ・陣痛バッグに、まだ入れていないものを詰める。

    出発前にもう一度トイレに行ったら、おりものに血が混ざった感じ(ピンク色)のが付いた。これが「おしるし」?

    生理痛よりも軽いくらいの痛みが出てきた。

  • 7:10~7:50
    病院へ向かう

    夫が仕事前で家にいたため、病院まで車で送ってもらった。

    朝ごはんと飲み物を買うためにコンビニに寄る。

    痛みも軽い。星野源の恋とギャグを車で歌いながら病院へ向かう余裕さ。笑

  • 7:55

    病院着

    LDRに通され、病院着に着替えた。

    トイレに行ったら、破水で夜用ナプキンがキャパオーバーになっていて、

    産褥ショーツも濡れてしまって気持ちが悪かった。

  • 8:15
    ベッドに寝てNST、破水かどうかの検査

    内診で指を入れるのが超痛かった。

    結構ショーツが濡れていたので、助産師さんが病院で用意しているナプキンに替えてくれた。

  • 8:20
    体温と血圧測定、血液検査、点滴用の針を左手首に刺す

    この点滴用の針を刺すのが結構痛いと言われているらしいが、

    私的には全然痛くなかった。コロナワクチンの注射の方が痛いと思ったくらい。

    この時点で、お腹は生理痛くらいの痛み。

  • 8:50
    感染予防の抗生剤を飲む

    破水だったので、感染予防の抗生剤(錠剤)を飲んだ。

    「後で麻酔科の先生に背中に麻酔用のカテーテルを入れてもらって、

    痛みが出たらいつでも麻酔を始められるようにする」と助産師さんから説明があった。

    朝ご飯を食べたいけど、NST付いてるから、ベッドから離れてバッグを取りに行けない・・・

  • 9:00
    カテーテル前にトイレへ、夫の立ち合いは無しに

    背中に麻酔用のカテーテルを刺す前に、トイレに行くように言われた。

    カテーテルを刺して、テスト用の薬を入れた後、1時間は動いてはダメらしいので。

    夫が朝一番で市のPCR検査を受けたが、結果が翌日の夜にならないと出ないということで、出産の立ち合いが出来ないことがほぼ確定する。(出産がめちゃくちゃ長引いたら立ち会えるけど・・・)

  • 9:15
    カテーテルを刺す

    左人差し指にパルスオキシメーター、右腕に血圧計を付けられる。

    分娩台のベッドの上で、右向きになり、小さく丸まるような姿勢になる。

    背中の奥の方に水が入っていくような感じ。

    鈍く痛いけど、全然耐えられるくらい。

    少量、テスト用の麻酔を入れたようだ。

    足が少し痺れるような感じ。

  • 9:25
    朝ご飯

    買ってきた朝ご飯を軽く食べる。

    妊娠糖尿病のため、昼ご飯以降は病院で出されたもの以外は口にしちゃダメと言われた。

    1時間動いちゃだめだし、パルスオキシメーターと血圧計で両手が上手く動かせず、携帯もいじりずらいので、とても暇。

  • 9:35
    麻酔の効き具合の確認

    麻酔科の先生が足やお腹に保冷剤を当てて、麻酔が効いているか確認。

    足は冷たい感覚はほぼ無かった。お腹の辺りは、普通に冷たい。

  • 10:15
    お腹の痛みが増す

    さっきより強めの生理痛くらいの痛みを感じ始めた。

    携帯に入れていた陣痛タイマーのアプリを使って計測開始。

    間隔が不定期だから、これは「前駆陣痛」ってやつ?

  • 10:30
    間隔が2-3分に

    あっという間に2-3分間隔になってきた。

    助産師さんからは「前駆陣痛じゃなくて陣痛だね」と言われる。

    左手のパルスオキシメーターは取ってもらった。

    分娩台の上に座って、YouTubeで見た「はんなりママ」さんの陣痛を耐えるポーズをやってみる。少し痛みがマシかも。

    でも、お腹の痛みよりも、右腕の血圧計の圧迫の方が痛い。

    締め付けた時に腕が鬱血して、手が赤黒くなるくらいになっているし、計測の頻度が多すぎる・・・

  • 10:50
    先生が診察に来るから、横になって待っているよう助産師さんに言われる

    ベッドに寝ている態勢の方が痛みを強く感じる。

    寝ているとカテーテルを刺している箇所がちょっと痛い。

    陣痛の痛みのピークは40~50秒くらい。

    痛さ的には、流産してしまった時の痛みの方が痛いくらい。

    まだギリギリ耐えられるかなって感じ。

    寝ている態勢がきついから、早く先生きて内診終わらせて欲しい・・・

    息をふーっと長く吐いて痛みに耐える。

  • 11:30
    助産師さんが内診

    結局先生は来ず、助産師さんが内診。内診痛すぎ。

    陣痛の間隔は2-3分だけど、子宮口は2cmくらいしか開いてないみたい。

    病院到着時は1cmくらいだったから少しだけ進んでいるとの事。

    寝ている態勢だと陣痛の痛みを強く感じたので、あぐらで座る姿勢に変更。

    こっちの方が痛みに耐えられる。

    感染予防の抗生剤(錠剤)から点滴に変更になった。

  • 11:45
    麻酔の準備を依頼する

    痛みがもう一段階強くなったのので、ナースコールを押し、麻酔の準備を依頼した。

    この時の痛みとしては、痛みで顔が歪んで、声が漏れるくらい。

    助産師さんから「痛みの具合は10段階の内いくつ?」と聞かれる。難問・・・

    まず、基準になる痛みが分からない。私生理痛めちゃくちゃ軽い方だし。

    取り敢えず「流産の時の痛みより痛いです。」と伝えたら、助産師さんから「10段階で言って」と言われる。いや、分からんて。笑

    MAX10の痛み知らないから、流産の痛みが何段階目なのか分からない。

    「流産の痛みを5としたら、6くらいですかね。」と適当に答えた。

  • 12:10
    麻酔を入れる前にトイレに行く

    助産師さんから麻酔入れる前にトイレに行くように言われる。

    自分で歩けたので、自分で歩いてトイレに行く。

    行って帰るまでに4回くらい陣痛が来た。陣痛痛くてトイレもしんどい。

  • 12:17
    麻酔投与
  • 12:40
    痛みが少しマシになったが、麻酔追加

    さっきよりは痛みがマシになる。顔歪めたりせず、声も漏れないくらい。

    子宮がぎゅーっとなり、痛みで息が上がるくらいには、痛い。

    助産師さんから「痛みが6→2くらいにしたいが、それくらいまでになっている?」と聞かれたが、4か5くらいだったので、麻酔を追加することになった。

  • 13:00
    昼食

    お昼ご飯を陣痛の合間に少しずつ食べる。完食。

  • 13:20
    痛みがマシになってきた

    痛みが重めの生理痛くらいになってきた。

    眠気が出てきた。麻酔の影響?

  • 13:45
    痛みが弱くなって、ライブ映像を見る余裕が出てきた

    更に痛みが弱くなって、軽い生理痛くらい。

    余裕が出てきて、携帯でライブ映像を見始める。

  • 15:10
    助産師さんの肩を借りてトイレへ

    助産師さんが来て、トイレ大丈夫か聞かれる。

    座っている時には気付かなかったが、立ち上がろうとしたら足(特に右足)に力が入らなくて、一人では立てなかった。

    助産師さんが肩を貸してくれて、点滴を引きながらトイレに向かう。

  • 16:00
    助産師さんが内診

    子宮口はまだ3cmくらい。先ほどの内診の時より、下に降りてきたとの事。

    麻酔を入れたから、陣痛間隔が5分くらいになっている。

  • 17:00
    陣痛間隔が6分になる
  • 18:00
    夜ご飯、痛みが増してきた

    陣痛間隔が4-5分になってきて、痛みが増してきた。

    痛みは10段階中6くらい。(麻酔入れる前くらいの痛み)

  • 18:50
    麻酔追加、尿道カテーテル

    手元のボタンを押して麻酔を追加。

    麻酔をしているので、トイレに行くのではなく、助産師さんに尿道カテーテルをしてもらう。

  • 19:00~
    陣痛間隔5-6分に
  • 21:00
    内診

    まだ子宮口は3cm。なかなか進まない。

  • 21:30~22:00
    睡眠

    痛みが弱いので、少しウトウト寝られた。

  • 22:30
    麻酔追加

    痛みが10段階中5くらいになったので、麻酔追加。

    腰の痛みが出てきた。

    助産師さん曰く、お産のペースが一気に上がって、麻酔が追い付いていない状態との事。

    左向きで寝てみたら、腰の痛みは引いたが、陣痛の痛みは増した。

    座ると腰の痛みは引いた。ベッドの背もたれを上げて、座る態勢に近い形にした。

    ほっとアイマスクのおかげか、少し寝られた。

  • 23:20
    内診

    子宮口5-6cmになっていた。

  • 3/29 0:20
    内診

    子宮口、ほぼ全開。麻酔追加。

    休んではいきむ、休んではいきむ、の繰り返し。

    この後はケータイに進捗を記録している余裕が無く、うろ覚え。

  • ?:??
    全然赤ちゃんが下りてこない

    数時間経過していたが、赤ちゃんがなかなか下りてこない。

    助産師さんやお医者さんがたくさん部屋に来たが、あまりにも進まないので「どうしようか・・・」という気まずい空気は感じる。

    なるべく麻酔を追加せず、お産を進めることになった。

    眠る→陣痛の痛みで起きる、の繰り返し。徐々に間隔が短くなり、痛みで涙が出てくる。

    助産師さんたちが来たら、いきむ→休むの繰り返し。

    途中赤ちゃんの心拍に問題があったようで、酸素マスクを付けられた。

    いきむ時も、痛みで涙がボロボロ出てくる。

    赤ちゃんを取り出そうと、助産師さんが手を入れるのも痛いし、

    お腹をぐいぐい押されて痛かった。

    赤ちゃんが出てくるためなので、しょうがないのだけど、痛い。

    痛すぎで途中で麻酔を追加してもらう。

    最終的に吸引分娩をすることになった。会陰切った。

  • 6:04
    誕生

    吸引分娩でようやく赤ちゃん誕生。

    子宮口全開後、6時間弱も掛かってようやく生まれてきてくれた。

    途中、もう一生出てこないんじゃないかと思った。笑

    眼鏡を外していたのと、涙とで、視界がぼやけているが、赤ちゃんの声は聞こえた。

    不思議な感覚で、本当に生まれたんだ、この子がお腹の中にいたんだと思った。

    赤ちゃんの声、か細くてかわいい・・・

  • 6:05~
    出産直後

    普通は胎盤が出てくるが、赤ちゃんが生まれた後直ぐ子宮口が3cmくらいに戻ってしまって、胎盤が出てこなかった。

    胎盤用手剥離術(子宮に手を入れて胎盤を取り出す)をすることに。

    胎盤用手剥離はめちゃくちゃ痛いらしく、追加で麻酔をする。

    よく覚えてないが、麻酔してても涙出てたから、痛かったんだと思う。

    時間は分からないが、胎盤を取り出すのにすごく時間が掛かった。

    その後、会陰の縫合。

    切った所以外は、一カ所少し裂けただけで、すごく軽く済んだらしい。(でも、麻酔切れた後めちゃくちゃ痛かったけど。)

    会陰を縫う段階で、ようやく眼鏡をかけてもらい、赤ちゃんを見ることができた。

    カンガルーケアもしてもらった。

    私もへとへとに疲れていて、赤ちゃんもふにゃふにゃで、上手く抱っこできなかったけど、幸せで涙が出た。

出産レポート(出産後)

無痛分娩は産後の回復が早いと聞きますが、その通りでした。

会陰切開の痛み以外は、体に筋肉痛等の痛みやダルさはなく、通常よりはゆっくりペースではあるものの、歩けました

私の場合は、子宮口全開~出産が夜中だったので、出産後はとても眠くて4時間くらい寝ていました。

起きてからは、助産師さんに連れられてトイレに行きましたが、特に足はフラフラはしませんでした。

ただ、会陰切開のせいで痛いこともあり、小も上手く出せませんでした。少し出たけど、残尿感。

陰部に腫れがありましたが、出産当日中に腫れは引きました。胎盤用手剥離術をしたからかもしれません。

費用

入院期間7日間(病室は個室)で、入院費用は約78万でした。

出産育児一時金の42万を差し引くと、+36万でした。

明細を確認したところ、麻酔単体の費用は10万で、その他にも諸費用が掛かっていました。

まとめ

後半は記録ができてなくて記憶に頼って書いたため、正直出産後1ヶ月経ってしまっていると、うろ覚えです。

もっと早く出産レポート書いておけばよかった・・・

長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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